【2007年11月22日更新 】
さわやかな秋の陽射しが、ゆっくりと木々をゆらしています。赤い
ナンキンハゼと、黄金色のいちょうが、キラキラと輝いてて、とても
きれいです。
このところの雨と朝晩の冷え込みで、紅葉も色づいてきました。
竜田姫は川に照るもみじを私たちにプレゼントしてくれました。
三方を山に囲まれた『隠国(こもりく)』の長谷の里。山々と一体
になったお寺には、すがすがしい風が通り抜け、深い秋の気配に
包まれています。
山奥深い室生寺の、谷を走る清流もとても冷たくなりました。山
から吹く風も、いっそう冷ややかで、いっきに秋になりました。もみじ
が赤く燃えるようです。
空気が澄んでくるにつれて、秋の空はとても高く、遥か遠くの山々
まで見晴らせます。吉野山では、空に手が届くかもしれませんね。
桜紅葉、柿紅葉…、山々もにぎわってきました。
すすき、すすき、すすき…、あたり一面のすすきの穂が、秋風に吹
かれて揺れています。花言葉は『心が通じる』。秋の陽光は、昼は
銀色に、夕方は金色に、この世界を輝かせています。この別世界
を誰かとのんびり歩いてみたいですね。
渓谷の朝晩はとても冷え込んでいます。紅葉も見頃を迎えようと
しています。葉を落とした木々がとても寒そうです。